パパイヤエキスの特徴は?その成分や効能効果について

パパイヤエキスの特徴は?その成分や効能効果について

パパイヤエキスとは?

パパイヤエキス(パパイヤ果実エキス)とは、パパイア科植物パパイヤの未成熟果実から水やエタノールなどで抽出したエキスです。パパイヤに含まれる酵素として有名なパパインは未成熟果実(青パパイヤ)に多く含まれるので、完熟果実ではなく未成熟果実から抽出されています。

パパイヤはメキシコ南部から西インド諸島原産の常緑小高木です。16世紀にスペインの探検隊によって発見されたことから世界に広まり、現在は熱帯の多くの国で栽培されています。

パパイヤの完熟果実は甘く、果実として扱われますが、未成熟果実のパパイヤも野菜として調理してよく食べられます。葉も民間療法に使われることがあります。

パパイヤには消化酵素が豊富に含まれており、胃もたれの予防や改善に効果があります。肉と一緒に漬け込むとタンパク質が分解されて肉が柔らかくなると言われています。また、ビタミンCその他抗酸化物質が豊富に含まれているので、美肌にもいい食材です。

パパイヤエキスにもさまざまな効能があり、ピーリング化粧品や美白化粧品によく使われています。

 

パパイヤエキスの成分やその特徴とは?

パパイヤエキスの主な成分は以下になります。

 

・パパイン

・アスコルビン酸(ビタミンC)

・有機酸(リンゴ酸やクエン酸など)

・アミノ酸

 

この中で、パパインがパパイヤエキスの作用に大きく関与しています。パパインは消化酵素のひとつであり、タンパク質を分解する酵素ですが、他にもさまざまな作用があります。

ビタミンCは健康な肌や粘膜の維持に欠かせないビタミンであり、抗酸化作用も高い物質です。

有機酸は酸味のもとであり、疲労回復に役立ちます。アミノ酸はタンパク質の部品なので、疲労回復や体組織の維持に役立ちます。

 

パパイヤエキスの働きについて

パパイヤエキスの作用・効能として、粘膜や歯茎にかかわるものは以下があります。

 

・傷の治りを早める作用

・炎症を治療する作用

 

です。

どちらもパパインによるものと考えられている作用です。炎症は傷や火傷でも起こるため、パパイヤ原産地の民間療法には、傷や火傷をパパイヤの葉で包んだり、薄く切ったパパイヤの果肉を傷口に当てたりするものがあります。このため、パパイヤエキスは歯ブラシの刺激などで出血しがちな歯茎におすすめの成分です。

また、パパイヤエキスを摂取したり肌に塗ったりした時に期待できる効能は以下があります。

 

・抗酸化作用

・色素沈着抑制作用(シミ予防)

・抗老化作用(紫外線でひきおこされる酸化による老化を抑える)

・ピーリング作用(角質軟化作用、角質剥離作用)

・保湿作用

・消化促進作用

 

パパイヤエキスは、体の酸化のもとである活性酸素の生成を抑えます。また、肌にダメージを与えたり余計なメラニンのもとになったりする過酸化脂質の生成も抑えます。

また、パパイヤエキスは、メラニンを作る酵素の働きも抑えるので、よりシミ予防と美白効果が期待できます。

人間の肌は紫外線を浴びたことのストレスで酸化し、老化が進みますが、パパイヤエキスはこの酸化を抑えるので、抗老化作用もあります。

また、パパインのタンパク質分解作用と有機酸によって、ピーリング効果もあります。ピーリングによって余計な古い角質を除去することは、肌のターンオーバーを正常化し、皮膚を健康に保つために重要です。

パパイヤエキスは、角質層の水分量を保持する保湿作用があることも知られています。肌の柔軟性が上がる効果もあります。

また、パパイヤエキスはパパインによるタンパク質分解作用があり、パパイヤが含むその他の消化酵素(でんぷんや脂質の分解酵素)も含んでいると考えられるので、口から摂取すると消化を促進して胃もたれを防ぐ効果が期待できます。

パパイヤエキスは、美白、エイジングケア、美肌作り、胃腸の調子を整えるのにおすすめの成分です。

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