チャ葉エキスの特徴は?その成分や効能効果について

チャ葉エキスの特徴は?その成分や効能効果について

チャ葉エキスとは?


チャ葉エキスとは、ツバキ科の植物、チャノキの葉から抽出したエキスです。チャノキは温暖な気候で育ちやすい常緑低木であり、その葉は緑茶・ウーロン茶・紅茶・プーアール茶の材料となります。

チャノキ自体は中国原産ですが、お茶としての用途が広いので、インド、スリランカ、ケニア、中国、その他世界のいろいろな国で栽培されています。

茶の葉は、古代中国では暑気払い、目・頭をすっきりさせる、解毒、下痢止め、眠気覚ましなどに使われる生薬でした。現在も漢方薬に配合されています。

茶の成分については、近年研究が進み、その抗菌作用・消臭作用・抗酸化作用など、さまざまな健康によい作用がわかっています。

チャ葉エキスは、摂取するとダイエットやコレステロール低下・血糖値低下に役立ちますが、化粧品や衛生用品としての用途も幅広いです。シミを防ぐ作用や抗菌作用があるので、美白化粧品やニキビケア化粧品などにも使用されています。

 

チャ葉エキスの成分や特徴とは?


チャ葉エキスには、カテキン・タンニン・カフェイン・アミノ酸(テアニン)などが含まれています。特に多いのが、カテキンとタンニンです。これらはポリフェノールの一種で、緑茶その他の渋味や苦味のもとでもあります。

カテキンとは、茶の葉に含まれていて構造が似ているさまざまな物質の総称です。主なものは4種類あり、その内訳は、

 

・エピガロカテキンガレート

・エピガロカテキン

・エピカテキンガレート

・エピカテキン

 

になります。

この中では、エピガロカテキンガレートがチャ葉エキスに一番多く含まれるカテキンです。エピガロカテキンは、特にカテキンの中でも作用が強く、健康にいい作用が研究によって数多く判明しています。チャ葉エキスの作用も、エピガロカテキンガレートによるものが大きいと考えられています。

カフェインには覚醒作用と脂肪燃焼作用があり、アミノ酸の一種である旨味成分のテアニンは心を落ち着けて睡眠の質を上げる作用が発見されています。

チャ葉エキスの働きについて

チャ葉エキスの効能は、歯茎や口内の粘膜に関するものだけでも、さまざまなものがあります。

 

・ターンオーバー促進作用

・抗酸化作用

・抗菌・殺菌作用

・虫歯予防

・消臭効果

 

です。

チャ葉エキスは、肌や粘膜のターンオーバー(一定の時間で体組織が代謝して入れ替わること)を促進して、健康な歯茎ができるのを助けます。また、抗酸化作用で活性酸素による体組織へのダメージを減らすこともします。

また、抗菌・殺菌作用により、口の中の雑菌を減らし、虫歯予防をします。チャ葉エキスはもともと消臭効果がありますが、口の中の雑菌を減らす事によって、さらに口臭を予防します。

そのため、チャ葉エキスは口内衛生や口臭対策、歯茎の健康におすすめです。

また、肌に使用した場合や、口から摂取した場合は、このような作用もあります。

 

・色素沈着抑制作用(シミ予防)

・ニキビケア

・加齢臭抑制作用

・血中コレステロールの低下

・中性脂肪の低下

・体脂肪低減作用

・血糖値の低下

 

エピガロカテキンガレートやエピガテキンガレートは、シミのもととなるメラニン色素を作る酵素チロシナーゼの働きを抑え、シミ抑制に関わります。また、チャ葉エキスの抗菌・殺菌作用はニキビのもととなるアクネ菌にも発揮されるので、殺菌によるニキビのケアができます。

また、チャ葉エキスは、加齢臭のもととなる物質(ノネナール)ができることを防いで、加齢臭を予防します。ノネナールは皮脂の成分が酸化してできるので、これはチャ葉エキスの抗酸化作用によるものと考えられています。

チャ葉エキスのカテキンは、胆汁に含まれる脂肪消化酵素(リパーゼ)の働きを抑えるので、脂肪の吸収を抑えます。また、肝臓の脂肪代謝を活発にし、まだ体脂肪として蓄えられていない脂肪を燃やします。これにより、コレステロール値・中性脂肪が下がり、体脂肪も減ります。

さらに、チャ葉エキスのカテキンは、でんぷんや糖分を消化する酵素(α‐グルコシターゼ)の働きを抑えたり、血糖値を下げるホルモン(インスリン)の働きを悪くするタンパク質の量を減らしたりすることで、血糖値の低下にも関わります。

チャ葉エキスは、肌のケアやダイエットにもおすすめです。

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